​前置きになりますが、私 竹アサコ（旦）は書道家ではありません。

 

しかしながら主に書道筆を使用した表現に拘った創作活動をしております。

 

私にとって筆は手先で描くものではなく、身体表現です。

 

神経の行き渡り方、見えないところにも意識（線）がある無の空気…

 

舞踊の世界と重なり繋がりあう瞬間を感じます。

 

ダンサーが表現の対象となることが多いのはそのためかもしれません。

 

水彩筆でも油彩筆でもなく、書道筆こそがそれを体現する出会いでした。

 

身体の内なるものが筆先へと伝わり線となって

 

（そして今度は舞踊とは違う目に見えるカタチとなって）

 

目の前に立ち現れる、そんな世界を感じてください。

また古代文字アーティストとしても活動をしております。

 

筆やペンで撫でるでもなく、滑らせるでもなく、古代 動物の骨や器に文字を刻んでいたように、筆で紙に “ 刻む ” ことで新しい表情が生まれます。

 

白い世界に描かれる（刻まれる）瞬間瞬間の “ 音 ” もまた、作品の一部。

 

約3300年前この世に初めて生まれた漢字の線に現代の風を吹き込んで表現していきます。